サステナビリティ(持続可能性)
国連の持続可能な開発目標に貢献します

国連が全世界における持続可能な開発の指針として採択した「持続可能な開発目標」(SDGs)は、当社のサステナビリティ戦略に重要な役割を果たしています。クローダのクロッププロテクション、インコテック、プラントインパクトの3つの事業部は、農地の生産性を最大限に引き上げるためのスマートサイエンスの活用に共同で取り組んでいます。それには収量を増やし、逆境への対応力を強めると同時に、土壌の健康と生物学的多様性を守らなくてはなりません。クローダは外部のパートナーの協力のもと、自社の事業全体とクロップケアの活動における各SDGs項目の重要性と適切性を検討してまいりました。
影響を受けるSDGsは多数ある中、特に以下の5つの目標は、クローダクロップケアの事業の影響が重大であると判断されました。
- 2 飢餓をゼロに
- 12 つくる責任 つかう責任
- 14 海の豊かさを守ろう
- 15 陸の豊かさも守ろう
- 17 パートナーシップで目標を達成しよう
「Sustainable Innovation from Seed to Harvest」のパンフレットをダウンロードして詳細をお読みいただけます。

アフリカの農業生産者のために
プラントインパクトのカカオ用バイオスティミュラントはカカオの品質を向上させ、収量を増やすことができます。
プラントインパクトは世界で初めて、カカオ用のケミカルバイオスティミュラント葉面散布剤を製造しました。この製品は西アフリカのパートナーによって提供され、カカオの実の結実と保持を積極的に助けることで生産力を37%向上させ、収穫物の品質改善も実現しています。これによってアフリカの農業生産者のカカオ生産量は大幅に伸び、彼らと家族に収入の増加をもたらしたことがわかっています。
SDG 2.3:2030年までに、小規模食糧生産者の農業生産性および所得を倍増させる

小さいフットプリント、変えない性能
クローダのECO Rangeは、100%再生可能で環境への影響が小さい高性能エトキシル化製品のラインです。
農薬製剤向けには、100%植物由来の非イオン性界面活性剤も提供しています。再生可能エネルギーを使って製造される100%再生可能なECO界面活性剤は、同タイプの石油化学製品と同等の性能を、より小さいカーボンフットプリントで実現しています。「Sustainable bio-based surfactants」概要シートをダウンロードして、当社のECO Range製品の詳しい情報をお読みになれます。
SDG 12.2:2030年までに天然資源の持続可能な管理および効率的な利用を達成する
SDG 12.4:2030年までに、製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理を達成する

マイクロプラスチックをなくすには?
インコテックは、従来の種子コーティングのメリットをすべて備えていながらマイクロプラスチックを含有しない種子コーティングを開発しています。
私たちは可能な限り持続可能な方法で、環境に影響を与えずに、増え続ける人口に食糧を供給することに専心しています。インコテックの初のマイクロプラスチックフリー・コーティングは、2020年半ばに上市されました。
SDG 14.1:2025年までに、陸上活動による海洋堆積物や富栄養化をはじめ、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に減少させる

標的を狙い撃つ
クローダのドリフト低減剤は散布した薬剤を標的部位へ確実に到達させることで、薬剤の無駄と、動植物や河川や土地への影響を少なくします。
散布した農薬に効き目を発揮させるには、効率的・効果的に標的へ届ける必要があります。当社のドリフト低減剤は液滴のサイズをコントロールすることによって標的への散布を改善し、ドリフトや流出を防ぐので、環境に優しく、コストの削減にもつながります。
SDG 15.1:2030年までに、陸域生態系と内陸淡水生態系の保全、回復、および持続可能な利用を確保する
SDG 17.16:持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップのマルチステークホルダー・パートナーシップによる補完を促進し、それによるナレッジ、専門知識、技術、および資金源の動員・共有を通じて、持続可能な開発目標の達成を支援する