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Crop Care
Tractor spraying field with crop protection products

クローダが提案する農薬製剤

農薬製剤を純粋な有効成分のみで構成することは非常にまれで、通常の処方では、有効成分を標的へうまく送達できるよう他の物質を配合します。

処方は送達システム全体の不可欠な一部といえます。有効成分を処方に組み込むことで、最終製品の取り扱いや保管、使用が容易になります。さらに、使用者にとっても環境にとってもより安全な製品になり、バイオアベイラビリティを向上させて高い効果を得ることもできます。複数の有効成分を組み合わせた複雑な処方も可能です。

当社がご提供する添加剤とアジュバントは、そうした処方で有効成分の性能を最大限に引き出すことで、農業生産者の皆様が最大の収穫を得られるようにお手伝いします。農薬業界では、剤型を分類するためにアルファベットからなるコード番号をタイプごとに付けています。剤型は主として有効成分の物理化学的特性によって分類されます。ここでは、そのようなさまざまな剤型の技術について解説し、技術ごとに推奨される製品を当社の幅広いポートフォリオの中からご紹介して、ケースに応じたアドバイスと技術サポートもご提供します。

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Tea field

アジュバント

農薬業界では、アジュバントを処方に組み入れておく方法(ビルトイン/インカン型アジュバント)と、個別に噴霧器タンクに入れて他の製品と混合する方法があります。

テントウムシと小麦

カプセルサスペンション剤(CS)

世界の農薬業界において、カプセルサスペンション剤(CS)は農薬の最も高度な処方タイプの1つであり続けています。

Cotton field

水性エマルション濃縮剤(EW)

農薬業界におけるエマルション剤(EW)は、連続水相中に不水溶性有機液体を含む安定したエマルションです。より安全で環境に優しい処方として、乳剤(EC)の代替剤型として検討されています。

田

乳剤(EC)

乳剤(EC)は、今も世界中で最も多くの作物保護剤/農薬に採用されている処方タイプの1つです。有効成分は乳化剤を用いて溶剤に溶解させます。

People working in rice field

種子処理用フロアブル剤(FS)

農薬業界における種子処理用フロアブル剤(FS)は、種子を農薬で保護するために用いられます。FSは植え付け前の種子を処理する目的で、固体の有効成分を水に懸濁させたものと定義されます。

Corn field

マイクロエマルション剤(ME)

マイクロエマルション剤(ME)は非常に小さいエマルション滴を含む水性の製剤で、外観は透明です。農薬業界におけるMEは、光学的に透明かつ熱力学的に安定なシングルエマルションを形成する油-水-界面活性剤系と定義されます。

Good corn harvest

油性懸濁剤(OD)

農薬業界における油性懸濁剤(OD) は、スルホニル尿素などの感水性の有効成分に好適な剤型です。ODは固体の有効成分を油に分散したものと定義されます。

Grape vines in the sun

フロアブル剤(SC)

フロアブル剤(SC)は固体の有効成分を水に分散した製剤です。 乳剤(EC)、水和剤(粉末)(WP)などの他の処方タイプと比較すると、粉塵を出さない、使いやすい、効果が高いといったメリットがあり、広く人気を集めています。安定した処方を得るには、有効成分はあらゆる温度条件下で不溶性である必要があります。

Soghum field

サスポエマルション(SE)

農薬業界において、サスポエマルション(SE)剤は、物理特性が大きく異なる2種類の有効成分から1つの製剤を構成するために用いられます。フロアブル剤(SC)とエマルション剤(EW)の技術を組み合わせた処方です。

顆粒製剤

顆粒水和剤(WDG)

農薬業界における顆粒水和剤(WDG)は粉塵を出さない固体顆粒状の製剤であり、噴霧器タンク内で水に加えると、すばやく分散/溶解して微粒子の懸濁液となります。

赤いコーヒー豆の植物

水和剤(WP)

農薬業界における水和剤(WP)は、散布前に水と混合して懸濁液とする粉剤です。

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